「音楽表現の知識と技能Ⅲ(器楽)」では、木管楽器(主にクラリネット)と弦楽器(主にヴァイオリン)を中心に演奏技能や指導法を学びます。毎週90分の授業で、45分ずつ木管楽器と弦楽器に取り組んでいます。
教育現場における吹奏楽や弦楽指導に活かせるだけでなく、さまざまな楽器を実践的に学ぶことで幅広い音楽表現力の修得を目指します。
クラリネットもヴァイオリンも初めて触れる学生が多いですが、基礎的な奏法を段階的に学ぶ中で、次第に音が響くようになり、各楽器の音色の魅力を味わいながら演奏できるようになります。
今年度の大学院1年生たちも、思い描く一音が出るまでに一苦労。クラリネットの授業では、姿勢、息の入れ方、くわえ方、一つひとつ確認しながら、いい音が出る感覚をつかんでいきます。
ヴァイオリンの授業においても、構え方、弓の使い方、指の置き方といった基礎から丁寧に学びながら、弦楽器ならではの音色を探究していきます。