新山 眞弓


器楽担当 教授(にいやま まゆみ)

担当授業

大学院:音楽理論の基礎I(ソルフェージュ)
学 部:ソルフェージュ、初等音楽、器楽演習I・II・III・IV
著 書:「音楽表現のための準備技法論 ─ステージ・フライトを乗り越える─」
(新山眞弓著 あいり出版 2009)
電子オルガン楽譜:《響宴》2011
《展覧会の絵》2011
《古風なるメヌエット》2012(新山眞弓編曲 マザーアース株式会社)

専門領域および研究領域

専門は器楽(ピアノ・電子オルガン)、ソルフェージュです。演奏では、ピアノと電子オルガンのリサイタル、ピアノコンチェルト、伴奏活動等を行ってきました。電子オルガンの演奏では、交響曲を電子オルガン用に自身でアレンジしており、その楽譜も出版しています。
研究については、主にピアノ独奏曲の「演奏表現に直結した楽曲分析及び演奏解釈」をライフワークとしている他、共通歌唱教材等も分析曲として取り上げ、音楽表現を中心とした「学習指導案」の作成にも取り組んでいます。また、リラクセーション技法を応用して、舞台でのあがり(ステージ・フライト)抑制法についての研究を続けており、今後、「舞台って本当に素晴らしい!」と感じることができる演奏者や教授者がもっと増えることを望んでいます。

ゼミ・研究室について

ゼミ指導では、まず、研究する意義から勉強します。そして、論文の“書き方”を学ぶことから始めます。というのも、音楽分野では、学部時代に論文の執筆経験 が少ない学生が多いので、すぐに修士論文に取り組むのは困難なことだと考えます。経験が浅いことに挑戦するので、他の研究者の論文や著書を毎日コツコツ読む習慣を身につけることが重要です。それは、毎日練習をすることと同じです。そうしたうえで、自分のテーマの内容に生かしつつ進めていきましょう。

学生へのメッセージ

大学の教員になって、あっという間に 20 年を超えました。着任当時の学生さんと現在の学生さんの違いを考えてみました。それは圧倒的に「自ら考える」ことが苦手になっていることです。すぐに結果を求める学生さんが多くなってきたことに大きな不安を感じています。ガルブレイス博士は、「安易に結果を求め、妥協するのではなく、より高い完成を求め、努力し続ける」ことの重要性を主張されています。楽な道を選ばず、悩むこと自体が楽しいと思えるようになるまで色々な経験をし、努力を惜しまないことです。その先には必ず光が見えるはずです。そのサポートを、私自身、学生さんと一緒に悩んで考えて乗り越えることを惜しまないことを大切にしています。

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