【大学院生コラム①】学びのデザイン

 私は現職教員の派遣制度で本学で学ばせていただいています。大学院の毎日は学生としての立場と教員として指導する立場の両面から音楽を見つめることのできる貴重な時間となっています。実技の授業では、実習を通して技術を学びながら、現場で生徒に指導するために必要な知識と指導方法を学ぶことができます。学部の頃や現職の教員としては考えも及ばなかったアイディアや見えなかった音楽の素晴らしさに気づくことができます。また講義形式の授業では指導法を中心に幅広く学ぶことができるとともに、模擬指導の実践から直接ご指導いただけることもあります。充実した学習環境の中で、講義の中で得たスキルを現場で活用できるように日々研鑽を積んでいます。

 本学では、多様なコースの方と授業を通して関わる機会も多くあります。専門とする分野は異なっていても教育観や学習に向かう姿勢など、他者から学び刺激を受けることができます。同じコース内でも校種の異なる教員や歳の離れたストレートの院生と対話することで、それぞれの見方や考え方の違いを知り、自分の指導について省察することができます。学生それぞれが自分の学びをデザインし、思う存分学びに向かうことのできる環境が本学の特長だと感じています。

 修士課程2年 M.H

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