音楽家教育担当 教授(かわべ あきこ)
担当授業
大学院:授業の指導計画と教材研究の演習
学 部:初等音楽、初等音楽科教育法、音楽科教育法I、音楽科教育法II、音楽科教育法III
教育・研究に対する考え方
音楽は好き、でも音楽の授業は・・・という声を耳にすることがありますが、皆さんは、自分が受けてきた音楽の授業について、どんな思い出がありますか?
私は小学校教員として音楽科の指導に携わった経験から「学習者(子ども)の視点に立つ」ことを基軸とし、基礎的な音楽能力の獲得をめざす学習プログラムや、子どもが「わかる」「できる」「感じる」過程にした音楽科授業について研究しています。
音楽に対する個人の好き嫌いを超えたところにある、すべての子どもにとって学びがいのある音楽の授業づくりを問い続けることを目指して、教育・研究に取り組んでいます。
学生へのメッセージ
学校現場で音楽科を担当する教員は、授業のみならず全校の音楽活動などについても大きな役割と責任を担っています。教員の力量次第で、その学校の音楽文化レベルが高くも低くもなってしまうのです。このことから、大学では講義・演習のみならず、自らの演奏技能を向上させる努力や、定期演奏会などのステージに立つ経験も重要であると考えます。
また、音楽科を担当する教員は専科の立場であることが少なくないため、同僚といかに協力して仕事をすることができるか、その能力も問われます。すなわち、音楽に対する高い見識や指導力に加えて人間性も求められると考えます。
ゼミでは、音楽科教師としての資質を高めるための学びを理論と実践の両面から追究していきます。ともに「子どもたちの幸せにつながる音楽科授業」のあり方を考えていきましょう。